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路地狗

路地裏を彷徨う狗にも似て、また異なれり。

【夢】憑依の煙草

今朝こんな夢を見た。

とある若いカップルが、マフィアに追われ、夜の波止場を走って逃げる。

轟く一発の銃声。
男が女を庇って殺された。

女は何とかその場を逃げ切り、裏町の闇の中に身を隠すのだった。

――そんな、まるで70年代のハードボイルド風ドラマのような場面から、夢は始まる。

夢の中で、登場人物に名前は設定されていないが、展開が分かりづらいので、仮にカップルの名前を「フジコとダイスケ」としよう。

フジコは、ダイスケの知り合いの男で、女の頼みを断れない気の良いチンピラ――ジョー(夢の中で名前はないが仮名として)の元を訪ね、涙ながらに助けを乞う。

この時ジョーは、ヘビースモーカーだったダイスケが残した煙草の箱をフジコから受け取り、一本吸ってしまう。途端にジョーは、何故かダイスケの気持ちが憑依したようになる。

ジョーの中に、殺されたダイスケの死の間際の想いが蘇り、何が何でもフジコを守ろうと決意するのだ。

ダイスケの意志を継いだジョーは、たった一人、危険なマフィアに立ち向かう。(具体的に何をしていたのかは夢なので曖昧)。

夢の中での私(筆者)のポジションは、ジョーの友人で、アクシデントには直接関わらない。

私の見ている夢なのだが、自身は何故か蚊帳の外で、客観的な第三者の視点だった。

また夢の中でジョーは、私の友人と言う設定だが、もちろんそんな友人は、現実には存在しない。

この夢の中の登場人物は、私一人を除き、全て夢だけの架空の存在である。

私は、ジョーがマフィア相手にノリノリで戦いを挑む姿を心配して見守っている。

煙草によるジョーの「ダイスケ化」の影響を、私は直ぐ悟っていて、もっと冷静になるよう何度も忠告するが、彼は全く聞く耳を持たない。

――とまあ、
そんなこんなの最中、いつしか私は目覚めていた。
中途半端だが、所詮、夢なので。

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